輪行のトラブル対処法 その12011/09/10
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輪行初挑戦!行動範囲が広がりロケーションの良いエリアを走れる輪行は楽しみも倍増します。
でも、出先で元通りに組み立てられない!雑誌には簡単そうに書いてあったのに??
どこが悪かったの?どうすればいいの?
輪行の際に分解した箇所、ブレーキ周り、ホイール周り、それに関連する箇所を先ずチェックしてください。
外した箇所、輪行の際にさわった箇所だけではありません。ブレーキはブレーキレバー→ブレーキワイヤー→ブレーキ本体と連動しています。
ホイールもブレーキや後輪の場合はチェーンや変速機にも連動しています。ホイールを元通りにはめられないとブレーキや変速機にも影響が出て不具合が発生してしまいます。
画像左:通常リアブレーキワイヤーはばねの力で常にピンと張られています。しかし、輪行でブレーキ、ホイールを外すと、
画像右:ばねの力が働かなくなり、ブレーキワイヤーがたるんでいます・・・。こうなると、、、
画像左:正常な状態のブレーキワイヤーはアウターカップに奥まできちんと収まっています。
画像右:あれれ・・・アウターワイヤーがアウター受けから外れています。アウター受けには”ワリ(割り)”と言ってインナーワイヤーを通せる隙間があります。
ワリにインナーワイヤーを通して、アウター受けにアウターワイヤーを収めて奥まで押し込みます。画像左のように元通りにはめ込みます。
完全に外れてなくても、アウター受けからずれているだけでブレーキが元通りに組み立てられません。アウターワイヤーはアウター受けの奥まできちんと押し込んで嵌めてください。
画像左:ブレーキアウターワイヤーからブレーキ本体につながるリードパイプ部分の正常な状態。
画像右:アウターワイヤーがリードパイプのカップから外れてしまっています。
画像左:ブレーキレバー、ブレーキワイヤー勘合部の正常な状態。
画像右:アウターワイヤーがブレーキレバーの受け(ワイヤーアジャストボルト)から外れてしまっています。
さわってもいないのにブレーキレバー周辺まで影響が出てしまう場合があります。ブレーキの組み付けが出来ない場合は、
このようにブレーキワイヤーと他の部品との接合部、勘合部を確認してください。
組み付けの際にブレーキワイヤーを引っ張っただけではアウター受けの縁に引っかかっているだけ、アウターワイヤーがきちんとはまっていない場合がほとんどです。
日ごろのメンテナンス、掃除や注油の際に正常な自転車の状態を確認して頭に入れておくと、不具合を発見しやすくなると思います。
輪行のトラブル対処法その2ではホイールを外した際のトラブル対処法についてご説明します。
竹の塚店 井田