セオサイクルのブログ | BLOG

2020年5月25日

噂のE-BIKE SPECIALIZED CREO のインプレです!(山口店)

山口店

ジワジワ人気が高くなっているE-BIKE!実は当店スペシャライズドのE-BIKE ”TURBO”の取り扱い店でございます。

スペシャライズドのE-BIKEと言えばMTBやクロスバイクも有りますが、ロードシリーズの「CREO」が気になられている方も多いのではないでしょうか?けど気になるポイントとして日本の法律上、電動自転車は時速25km/hを越えるとアシスト(補助)が切れるよう設計されていますので、多くの方が「そもそもロードで電動って必要なの?」と思われている点です。

今回は、その気になる点も含めてCREOの中でもミドルグレードにあたるCOMPシリーズを試乗してまいりました。試乗と言っても「その辺プラプラ」ではなく、折角のE-BIKEを乗りますので距離は71kmで獲得標高1135mという、「そこそこ登りも有りながら下りも平坦も有る」というコースを走ってまいりましたので、ご参考にして頂ければと思います。

まず、今回試乗した CREO SL COMP CARBONのスペックから行きますと、メインコンポはシマノ GRXでギヤはフロント46T リアは11-42T。タイヤはTURBO PRO 700x28Cでステム部分には2cm動くフューチャーショック2.0を装備しています。

今回のコースは山口県が誇る秋吉台のカルストロードを走るルート。アシストのモードは中間のSPORTモードでアシスト力はMAXの60%にセットします。スペシャライズドのE-BIKEの素晴らしい点はアプリでアシスト力を調整できる点です!これは中々無い機能です!ちなみにスペシャライズドのロゴマーク「S」を押すとモード切替で「S」の周りにある青い曲線がモード表示、その下の青いLEDの横棒がバッテリー残量になります。

という事で、いざお店を出発!

漕ぎ始めてまず感じるのがスムーズ感です。電動なので当たり前と言ったら当たり前ですが加速のスムーズさはもちろん、他のメーカーだと感じるアシストが切れた瞬間の漕ぎの「重さ」が時速25km/hを越えても感じずらく、スムーズに加速していくのがとても良いです!

そして最初の登りへ。標高で300m登りますからE-BIKEの良さを感じる良いポイントです。スペシャライズドのアシストはトルクや速度、そしてケイデンスによってアシスト力が変わりますので「重いギヤ踏んでいけば走る」のでなく、「ある程度ケイデンスを上げる事によってアシスト力が増す」というタイプですので「自転車に乗ってる」という感覚が凄くあります。

山頂を越えて下りきった後は細かなアップダウンがある、平坦路へ。

オレンジ色のガードレールが有るのが山口県を走っているという感じですが、この平坦路が今回一番疲れたポイントです。向かい風がそこそこあり、普段のロードの感覚で乗って行くと、時速25kmを越える為アシスト力が切れた状態で走ります。なので、だんだんとモーターやバッテリーが有るダウンチューブからBB周りの重さが気になり始めます。

速度を落とせばアシストが効いて楽に走れるのですが、そこはロード乗り!!自分に負けないよう踏んでいきます。(負けず嫌いが災いします(^-^; )

今回は強い向かい風でしたが、風がそこまで強く無ければ、この辺りの感覚は気にならないと思います。(実際に風が吹かない区間では、快適に走れました!)

そして平坦区間が終わり絶景のカルストロードへ!

ここから標高で約150m登ります。JBCFのコースとしても使われているルートで風光明媚な景色とは裏腹にアップダウンが襲い掛かります。けど、そこはE-BIKE!最初の登りと同様ケイデンスを上げながら走っていくとグイグイ進んでくれます。しかも景色を楽しみながら走れます。

石灰岩が織りなす不思議な景色です。

しかもE-BIKEのメリットとして、景色が良い所で撮影してもリスタートが楽という点。今までは、「ここで止まったら・・・」という心配をしなくても気軽に止まって撮影はもちろん、休憩もし易いです。

ピークを越えたらカルストロードを下ります。BB部分にモーター、ダウンチューブにバッテリーが入っている為、必然的に重心が下がります。その為、下り坂でしっかりとした安定感がでます。またディスクブレーキなので速度コントロールも安心です^^

下り切ったら、今回のメインディッシュ「カルストベルグ」の登場です!距離は約2kmですが平均斜度10%、最大斜度28%という激坂。名付け親は解説などでお馴染の栗村 修さんで、ここもJBCFのコースに組み込まれています。

ここで初めて最大パワーを発揮する「TURBO」モードにします。「S」の周りが全て点灯します。

いざ、スタート!TURBOモードにしたせいか、明らかにアシスト力が違います!!こんなに速く、楽に、この坂を上ったのは人生初で「Jプロの速い人達はこんな速度で登ってるんだ~」と浸れる余裕すら有ります。余裕があり過ぎて試しに電源を切りましたが、天国から一気に地獄に落とされたような感覚に陥ったので、すぐに電源を入れなおしました(笑)

メインディッシュも終わりましたので、いざ帰路へ。このCREOですが設計がロードのTARMACとグラベルのDIVERGEの良い所どりの設計をしていますので、タイヤを替えればグラベルとして使えます!(さすがスペシャライズド)

という事で帰路の途中、ちょっとしたオフロードも走ってみましたが、「この自転車、グラベルとして走っても凄い楽しい!!」という印象が凄い残りました。CREOのモデル名にEVOと付くモデルがグラベル仕様なのでグラベルに興味がある方はそちらをご購入して頂いても良いと思いますし、「取りあえずロードモデルを購入してグラベルに興味が湧いたらタイヤを交換」というやり方も有です。まさに一粒で2度おいしい自転車です。

そして皆さんが気になるのは、バッテリー残量。スタート地点に戻って来て確認します。スタート時は、95%でしたが残量は56%でした。

ちなみに、このモーションコントロールアプリを使って出来る事がいっぱい有りまして、最初にご紹介したアシスト力の調整はもちろんの事、バッテリーの残量設定も出来ます。この機能は~km走った時にバッテリー残量が~%になるというもので例えば「100km走った時点でバッテリー残量が20%」とセットすると、そうなるようにアシスト力を調整してくれます。なので「途中でバッテリーが切れたらどうしよう・・・」と不安な気持ちを持たずに走りを楽しむ事が出来ます。(これは素晴らしい機能です!!)

最後に気を付けて頂きたい点です。

気を付けて頂きたい点はいくつかありますが、E-BIKEという特性上、普段の自転車よりトルクがよくかかります。なのでチェーンなどの消耗が普通の自転車よりも早くなります。そしてもう一つはQファクターです。ロードのQファクターと比べるとモーターの関係も有りスぺシャライズドのTURBOシリーズはQファクターが広くなっています。なので、今までお使いのビンディングシューズで乗られる場合は、クリートの位置を調整して頂くと違和感なく乗れます。

まだまだ、説明が足りない部部も多いですがご購入をお考えの方、店頭でしっかりご説明させて頂きますので気になる方は山口店まで!

Facebookページ

山口店 三明

 

4871