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2022年1月8日

(上尾east店)そのブレーキパッドまだ大丈夫??

上尾East店

[しっかり点検を!]
 こんにちは。上尾イースト店の丸山です。本日は最近増えているトラブルを防ぐためにお伝えしたいことがあります。実は

ディスクブレーキパッドって減るんです!!
 
 
なに当たり前の事言ってんの?と思うかもしれませんが油圧式のディスクブレーキの場合、ブレーキパッドやディスクローターが減っても減った分を自動的に調整してくれる機能が付いています。その為、操作した感じではパッド類の減りを感じられません。


 パッド等の減りを確認するには目視が必要です。ローターの減りを確認するためにはノギスやチェッカーなどの工具が必要になります。トラブルを防ぐためにも点検にお持ちください。

 では実際にどんな風にパッドが減っていくかを紹介します。ここから写真多めになるのですが小さくすると分かりにくかったのでご容赦くださいませ。

 まずこちらが新品のブレーキパッドです。全体での厚みは3.8mmほど。パッドが固定されているプレート部分の厚みが1.8mmなのでパッド部分の厚みは2mmほどなります。


 こちらがパッドの厚みが1mmほど、大体半分まで使用した状態です。使用状態によりパッドの減り方が大きく異なるために明確に〇〇Km乗ったら交換と言いにくいところが厄介です。


 さらに使用していくとこんな感じになります。均等に減っていないので分かりにくいですが画像左側一番薄い部分でパッドの厚みが0.5mmほど、シマノさんの交換推奨が0.5mm以下なのでこのくらいになったら交換してください。


 こちらがパッドの厚み0.2mmほどの状態です。なんとなくまだ使えそうに見えるかもしれませんが・・・。


 パッドの表面を見るとこんな風になっています。パッド部分がほぼほぼ擦り減ってバックプレートが見え始めています。ここでパッドを変えてあげないとローターにまでダメージを与える可能性が強いです。


 それでも使用を続けていくと遂にバックプレートがむき出しになりました。このあたりからブレーキをかけると異音がし始めますが走行ノイズにかき消されて気が付かない方が多いです。


 ここでバックプレートの下部が削れ始めました。こうなると結構な音がし始めるのでこの状態でお持ちいただく方が多いです。この場合ローターの一部が異常摩耗してしまっていると一緒に交換が必要なります。


 極めつきがこちら、バックプレートさえも削れて無くなっています。ここまでひどいとブレーキ本体のピストンまでダメージを受けてしまいます。ブレーキの本体ごとの交換が必要になることもあります。こちらピストンはギリギリ大丈夫でした。


 パッドがここまで削れているとパッドを支える役割のパッドスプリングも一部が削れて無くなっています。左が削れてパッド支えが無くなった状態、右が新品です。いやー凄いですね。

 パッドだけでは無くブレーキローターも摩耗していくので交換が必要になります。ローターの厚みが1.5mmを下回ると交換推奨になります。こちらは工具を使って測らないと分かりにくいのでお店にお持ちください。


 ただ、ブレーキパッドの減りはご自分でも目視で確認することが出来ます。まずはお店で確認、その時にパッドの減りをどう見たら良いのかを伝えしますので遠慮なく聞いてくださいね。見えやすいようにキャリパーのサンプルも用意しています。

 ディスクブレーキが増え始めてきたのでトラブルも増えています。クロスバイク、ロードバイク、マウンテンバイクどの車種でもパッドは減りますので心配になったらお店までお持ちください。しっかりと確認することで安全に楽しんでいただくことが出来ますよ。

 それでは皆様、良いバイクライフを~!

 

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バイシクルセオ上尾イースト店 丸山 崇紘

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